前払い方式で1年間、限度額まで生協食堂を利用できるミールプラン。北海道江別市にある大学「酪農学園大学」と「札幌学院大学」では、このミールプランが利用可能です。（ミールプラン／ミールカードの詳細は「大学生のひとり暮らしはいくらかかるの？ 江別周辺大学生の生活費と節約術。」の記事をご覧ください。）

今回は、札幌学院大学に通うUさんに、ミールプランをなぜ活用しているのか、どんなところに魅力を感じているのかなど、電話にて取材いたしました。

食堂年間パスポート「ミールプラン」の、選べるプランとは

赤坂 静香

Ｕさんはなぜミールプランを活用していますか？いつ申し込みをしたのかなど、お聞かせください。

Uさん

私の実家は青森で、2020年の4月から大学から徒歩5分のマンションで一人暮らしをしています。はじめての一人暮らしを心配してくれた母の勧めもあって、食費を気にすることなく、栄養バランスのある食事ができるミールプランを入学から今まで活用しています。

赤坂 静香

ミールプランには、「年間プラン」と「授業日プラン」、またそれらを「4月スタート」にするか「5月スタート」にするか選べるようですが、Ｕさんの選んだプランは何ですか？

Uさん

今年は、「年間プラン」の「4月スタート」にしました。去年と今年とではミールプランの内容が変わり、去年までは昼食も夕食も学食を利用できるプランに申し込んでいましたが、コロナの影響で今年から夕食付きのプランが無くなってしまって。なので今年からは、朝・夕は自炊、昼はミールプランを使うようにしています。

赤坂 静香

去年は緊急事態宣言等で、学食が閉鎖になった期間もあると聞きました。そのような状況下でも、去年は前払いした支払額を下回る利用額にはならなかったのですか？

Uさん

ならなかったですね。夕食も利用できましたし、去年の感染拡大を危惧して、長期休みもあまり実家に帰省しなかったので、食堂が開いている日は基本毎日利用していました。去年はオンライン授業が大半でしたが、家と大学が近いので授業が無い日でも食堂には来ていました。

赤坂 静香

慣れない環境下で一人暮らしをされる学生さんにとって、栄養バランスのとれた、あたたかい食事が食べられるのはとても有り難いですよね。

Uさん

そうですね、食費を気にせずに美味しいご飯が食べられるのは嬉しいですね。実家暮らしの方は、履修登録後、授業日数が確定してから「5月スタート」の「授業日プラン」でも良いと思いますが、これから大学の近くで一人暮らしをされる方は「4月スタート」の「年間プラン」の申し込みを検討しても良いと思います。

1日の限度額500円でお腹いっぱいになる？

赤坂 静香

2021年11月時点での、札幌学院大学生協さんのミールプランでは、「年間プラン」「授業日プラン」共に1日の利用限度額が500円との記載がありますが、実際にＵさんが活用されて、”500円では足りない！”という日はありませんか？

Uさん

500円でお腹いっぱいになれるメニューが多いので、足りないことはほとんどないですね。飲み物やアイス・デザートなども一緒に買うと500円では足りないこともありますが、不足分は「キャンパスマネー」という生協に加入している学生が使える電子マネーで補てんしています。

赤坂 静香

「キャンパスマネー」は、学食以外でも教科書の購入や大学構内の売店で利用できたり、電子マネーの支払いでポイントが付与されたりするなど、札幌学院大学生にとっても便利な電子マネーのようですね。

Uさん

「キャンパスマネー」は、大学内の生協のレジで簡単にチャージできるので、現金を持たずに大学生活が過ごせて快適です。

赤坂 静香

話は変わり、Ｕさんが好きな学食メニューは何ですか？

Uさん

自分ではあまり作らない、丼ものや麺ものを頼むことが多いですね！本当にどれも美味しいので「これ！」というのは選びづらいですね。季節によってメニューのバリエーションが増えたり、日本各地の味を楽しめるフェアがあったりするので、頻繁に利用しても飽きないのも嬉しいです。

---

---

コロナ禍で変化した学食事情。テイクアウトも出来るのが魅力のひとつに

赤坂 静香

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、昨年から学食のメニューをテイクアウトすることが出来ると聞いたのですが本当ですか？

Uさん

はい、本当です。去年はテイクアウトしかできない時期もありました。今年に入ってからは食堂で食べてもテイクアウトでも、選べるようになったので嬉しいです。お昼をはさんで空きコマがある時は、自宅にテイクアウトしたり、人混みを避けて友人と教室で食べたりしています。

赤坂 静香

それは、とっても良いシステムですね！江別は空気がきれいなので、春や秋は、外で食べても気持ちよさそうですね。この度はインタビューへのご協力、ありがとうございました。

まとめ

今回の取材では、実際にミールプランを活用し、約1年半が経過した現役大学生のリアルな声を聞きました。健康的な食事を、1年間通して格安で食べられるだけでなく、新型コロナウイルスの影響で、学食にもテイクアウトのシステムが導入されるなど、更なるミールプランの魅力を知ることができました。札幌学院大学の最新のミールプランについての情報は、こちらをご確認ください。

将来の夢は、「世界的なアパレルブランドを創りたい」と語ってくれたＵさん。高校在学時、アメリカのフッドリバーに赴き、年齢・性別問わず好きなものを自由に着ている、海外の文化に衝撃を受けたのだそう。今後は夢実現のため、大学のボランティア活動でPRやマーケティングの経験を積みたいとのこと。Ｕさんのご活躍、心より楽しみにしています！