コロナ禍を経て、多くの大学の授業は、対面とオンラインの併用という形がスタンダードになりつつあります。
大学としては、学生からの要望もあり「対面」の割合を増やしたいとの考えが主流のようですが、オンライン授業のメリットも認識されている今、やはり併用しているのが現状のようです。
ただ、「対面」と「オンライン」の併用には、ちょっとした不便も生じているようです。

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対面授業とオンライン授業を同じ日に受ける不便

現役大学生（筆者の娘）に実情を聞いたところ、大学内にいても、受講人数が多い講義は密を避けるために、教室で対面で受ける学生と別教室でオンライン授業を受ける学生とに分けられることがあるとのこと。
また、対面授業と対面授業に挟まれたコマでオンライン授業を受けることもあるとか。そんな時は図書館で受講したり、オンライン用に用意された教室で受けるそうです。
本来、感染リスクを減らすためのオンライン授業のはずが、集団の中で授業を受けることになっては本末転倒ですが、対面授業と同日であったりすると、移動時間の都合で自宅では受けられないなど、ジレンマを抱えながら学生生活を送っている人は少なくないようです。

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オンライン授業を学内で受ける場合の制約とリスク

また、オンライン授業を大学内で受講する場合、さまざまな制約が生じます。基本的に双方向通信ではやりにくく、ヘッドセットやイヤホンが必要になります。加えて、無線 LAN（Wi-Fi）や無線ヘッドフォン （Bluetooth）は同じ周波数帯域を利用しており、周囲での利用が増加することで無線通信が混み合い、無線 LAN の通信速度が遅くなったりするので、オンライン授業の音声や映像が途切れる場合があるそうです。
余談ですが、先日我が家の娘と息子が同時に帰省した折、家族それぞれのデバイスで無線LANにアクセスすることとなり、息子がリモートで仕事の打ち合わせをする際には、念の為他の家族が接続を遠慮しなければならないという事態になりました。（そもそもが脆弱なWi-Fi環境であることが露呈されたのですが）。
同様に、大学内のWi-Fi などの通信環境が満足ではない場合、リアルタイム形式の授業によっては Zoom 等でログアウトした状態や姿が消えた状態を即ち授業をさぼっている状態と見なしてカウントする教員が一定数存在しているという話を聞いたことがあります。

オンライン授業は本来、自宅で受講するべきもの！？

先にも書いた通り、大学生は基本的に大学に行って授業を受けることが本分ですし、他者とのコミュニケーションを築くうえでも、大学という空間は重要です。しかし新型コロナの蔓延により、オンライン授業も致し方なく、実際、学生は時間の使い方の優位性も含めてそのメリットも享受しています。
それらを考えて理想的なのは、対面授業の日は大学に赴き、オンライン授業の日は自宅で受講するという明確な区別がされることです。しかし、実際はそうなっているわけではないという事実をこの記事の冒頭に挙げました。

学校の近くに自宅があれば、対応が効かせやすい

対面授業とオンライン授業が同日にある場合、もし自宅と大学の行き来の時間的優位性があったらどうでしょう？対面授業が終わってから、自室でオンライン授業の受講、またはその逆ができたら、さまざまなリスク回避になるのではないでしょうか？

・学内でオンライン授業を受ける場所に迷わなくて済む
・安定した無線LAN環境でオンライン授業を受けられる
・対面であれ、オンラインであれ、時間を有効に使うことができる

まとめ

以上、対面授業とオンライン授業が併用されている大学の授業の現状と、だからこそ学校の近くに住む優位性があることをお伝えしました。今後もオンライン授業は併用されていくことでしょう。それを見越したお部屋探しをお勧めいたします。